第60回全国高等学校体育連盟研 究大会に参加して 栃高体連調査研究委員会委員長 栃木県立真岡北陵高等学校 日渡 勝則 令和7年度第60回全国高等学校体育連盟研 究大会が、「常識をアップデート! ~部活 動の新たな視点を探る~」を大会主題として、 令和8年1月15日・16日の2日間にわたり、 愛知県・名古屋市にある、国の有形文化財に 登録されている岡谷鋼機名古屋公会堂を会場 に開催されました。 本研究大会は、高等学校体育・スポーツ指 導者の資質向上を図るため、日頃の研究成果 を発表するとともに、当面する諸課題につい て情報交換し、高等学校教育の一環としての 体育・スポーツの振興・発展に資することを 趣旨とし、「指導者のインターハイ」として 年に一度開催されている指導者の全国大会で す。 今回の研究大会は、1日目に、開会式・課 題研究発表。分科会では、第1分科会「競技 力向上」、第2分科会「健康と安全」、第3分 科会「部活動の活性化」のテーマに沿って3 分科会から12の研究発表が行われました。2 日目は、全体会(各分科会報告)・講義と講演、 最後に表彰式と閉会式が行われました。 1日目の課題研究発表では、「外から見た 部活動の現状と未来」と題し、名古屋大学大 学院教育発達科学研究科教授・内田良氏、早 稲田大学スポーツ科学学術院教授・中澤篤史 氏、読売新聞社編集局編集委員・田中富士雄 氏の3氏より講義がありました。午後の各分 科会での発表では、第1分科会「競技力の向 上」、第2分科会「健康と安全」、第3分科会「部 活動の活性化」において、全国の先生方の様々 な視点からの取り組みや研究発表を聴き大い に刺激をいただきました。 最終日の全体会では、前日に行われた各分 科会の報告が各司会者からあり、その後、ス ポーツ庁地域スポーツ課長・鈴木文孝氏か 全日本高校・大学ダンスフェス ティバル(神戸)を鑑賞して ダンス専門部 栃木県立小山南高等学校 藤井 陽 「ダンスの甲子園」とも呼ばれ、全国のダ ンス部員の憧れの舞台である、全日本高校・ 大学ダンスフェスティバル(神戸)に参加し た。本大会の創作コンクール部門では、生徒・ 学生によるオリジナル創作作品が披露され、 「限りないダンス創作の高さと深さに挑戦す る」姿が人の心を大きく動かす。今年度も、 振付・構成や音楽選択、衣装デザインに至る まで、工夫とこだわりの詰まった作品が多く、 表現の多様性と完成度の高さに大きな刺激を 受けた。また、全国から集まった代表校の生 徒たちは、移動時の態度や集合行動、挨拶や 礼儀作法に至るまで徹底されており、本大会 が単なる競技会ではなく、教育的価値の高い 崇高な場であることを強く感じた。 ダンスとは、身体表現であり、ステージ上 にその人となりがそのまま表れてしまい、嘘 をつくことができない。特に創作ダンスは、 今感じていること、今生きている在り方がス トレートに表出されるため、ダンサーの人間 性や価値観までもが舞台に映し出される。改 めて、ダンスの持つ厳しさと尊さ、そして「恐 ろしさ」も含めた身体表現の本質を実感した。 本大会で得た学びを今後の指導に生かし、生 徒たちに表現には責任が伴うこと、そして自 分自身と向き合う覚悟が必要であることを丁 寧に伝えていきたい。単なる技術向上や入賞 を目的とするのではなく、創作ダンスを通し て人としての在り方や感性を磨き、心身とも に健全で豊かな人間性を育むダンス活動を継 続していきたい。 -194-
RkJQdWJsaXNoZXIy NDY3NTA=